交換して頂いた基板の試用報告、第二弾

拡張基板製作の続きです

2)Z80インタフェースを使用する拡張基板(情報サイト FSマイクロ株式会社)
http://fs-micro.com/post/show/id/145.html

今では旬を過ぎた(それともブームが再来か?)FM-7の拡張基板を作る方は
少なくなりましたけど、作るとしても大半の方は拡張用の32ピンか50ピンを
想定します。もちろん40ピンでも単に32ピンと同内容の拡張ができるとは
思いますが、それでは、あえて40ピンを使う意味が無いですので40ピンの
インタフェースを使うとなればメイン6809と切替を考えます。詳しい知識、
高度な技術を持ち合わせてないと思いつきませんが、まさに地で行く基板
でした。それもそのはずZ80カード&インタフェースの設計に携わった方が
設計をしました。通常では思いつくことが不可能な切り口でした。

少し前置きが長くなりましたが特徴は「Arduino mega 2560」を使い
メイン6809ΜPUが停止した状況時にFM-7のメインバスを占有します。
機能はFM-7のメインバスを占有し制御できますのでサブシステムと通信も
できますし「Arduino mega 2560」を使ってFM-7のメモリの内容を読む
こともメモリに書き込むこともできます。メイン6809ΜPUとの切り替えは
$FD05へ所定の数値を設定することで実現してます。高機能にも関わらず
この機能の実現は基板の原価が1枚300円ほどで、その他は40ピンコネクタ
(若松で600円弱)、「Arduino mega 2560」が1500円前後の合計で
3000円程(含むトランジスタ等)でできます。(ただし送料は別途です)
因みにRWB/EB/QBの制御信号も「Arduino mega 2560」がソフト的に
生成してますので部品代が抑えられたそうです。(使用例を参照のこと)

自分は当分、FM-7のハード製作に拘りたいとは考えていましたが、早晩
ラズパイ か Arduino も取り入れる必要性は感じてました。その思いが
この基板で一気に加速した状況になりました。桜井さまの御好意でFM-7の
BASICROM、サブシステムROMを抽出する使用例がソースで公開されてます
ので「Arduino IDE」をインストールし所定の設定をすれば「IDE」の
使い方も覚えた心境になりました(因みにC言語は30年前に習得済み)

設定の詳細は情報サイトで確認して欲しいですけど補足として↓です。
・ツール⇒ボード⇒Arduino/Genuino Mega or Mega 2560
・ツール⇒プロセッサ⇒ATmega2560 (Mega 2560)
・ツール⇒シリアルポートでCOM ?(場合により変わる)
因みに自分のメインOSはLinuxですので ttyUSB◯でした。
・ツール⇒書込装置:atmel STK500 development board(補足)
「Arduino mega 2560」は他の書込装置を使わず単独で書き込み可能

更にArduinoにスケッチを書き込んだ後の補足として先のOld68funさまから
提供された情報を記します(実は、この基板でもハード・ソフトで支援を賜りました)
1.FM-7にArduinoカードの載った基板を装着する。(USBケーブルは外しておく)
2.USBケーブルを接続する。
3.TeraTerm(自分はGTKtermを使いました)を起動し、以下のように設定する。
  設定->シリアルポート->ポート選択  Arduinoの接続されているポートを選択
  設定->シリアルポート->スピード   115200を選択
  設定->端末の設定->改行コード->受信 AUTOを選択
4.F-BASICでPOKE &HFD05,&H81を実行する。(&H01でも可)
【追加】Mainの場合は&H81,&H01のどちらでも可、Subの場合は&H01のみ
5.Arduinoのリセットボタンを押す。
【変更】5.を追加

何かありました御連絡下さい、それではまた。
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交換して頂いた基板の試用報告

久し振りの投稿になります。前回の投稿時は地域によっては大型台風の影響で
大変な事態が発生しましたが、お蔭様で札幌は普段と変わらない日常でした。
被災された方々が一日でも早く通常の生活に戻ることを願うばかりです。

札幌では降雪は日常の風景になり根雪は何時になるかと言う時期になりました。
当然、既に冬の備えはしています。車のタイヤを冬用にするとか降雪時に備え
除雪器具を準備するとかです。あとは冬に備えての心構です。よく言われる
冬来たりなば春遠からじ、は北海道では虚しく響き冬の気配を感じ降雪があり
それが延々と続き、1月下旬から2月上旬の極寒と言うオマケが付いてきます。
冬の準備をして覚悟(多少大袈裟ですけど)もして、1月下旬から2月上旬の
厳冬期との闘いに備える感じです(毎日30cmから50cmの降雪があります)

前置きが長くなりましたけど本題です。
オリジナル(と言っても現状は未だPSG回路の真似から脱してません)基板を
製作していると同じくFM-7用の基板を製作してる方々と基板交換をする機会に
恵まれます。交換して頂いた基板を使った感想を報告したいと考えてます。

1)FM-7/77用RS-232Cカードの改良版(情報サイト 6809 / 6800とFLEX)
https://flexonsbd.blogspot.com/2019/10/fm-777rs-232c.html

Old68funさまから頂いた改良版RS-232Cカードです。電気的にRS-232に
準拠する仕様であれば使うことはなかったのですけど、この改良版は現状の
環境に合わせた「USB-TTL」で変換しますので今時のパソコンとデータ通信
する時は頗る便利と思います。同様な機能を持つ拙作基板と比較するとカード
の長所はBASICが標準機能として使えることです。忌憚なく短所も言及すると
自分のメインOSがLinuxと言うことが影響するのかLinuxからFM-7に送った
(ブロック)データが(FM-7で)取り込めないことです。FM-7からLinuxに
送った(ブロック)データは GTKterm の Xon/Xoff 制御で取得できる
ことを確認していますし、FM-7のtermモードでは送受信を確認してます。

因みに途中、FT232 を挟み 「GTKterm」での動作確認した時の状況です。
https://imgur.com/a/lwVxk7g

なお基板を頂いた以外にも KiCAD に関して多大な御支援を頂き御蔭様で
習得できたことは前回の投稿で報告してます。

更に交換して頂いた基板がありますので間を置かず投稿します、続く。

プロフィール

vehwk3yxv7hw

Author:vehwk3yxv7hw
今から40年近く前に発売されたFM-7
と言う8ビット機のデータ管理を
現行PCでできるようにしましたが、
この程度の作業でも1年以上かかり
ました。とは言え現行PCでデータが
管理できれば昔のPCでも間接的とは
言えインターネットに接続してると
考えました。昔からFM-7用基板を
製作したい思いもありました。
FM-7の機能追加としてソフト的に
あと一つ残ってます。某ブログを
利用し公開してましたけど閉鎖に
伴いココを新発信基地とします。
思いはFM-7のハードに止まらず
昔のゲーム機の機能も拡張も考えて
います。尚写真は30年以上前です。

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