2019/11/23
交換して頂いた基板の試用報告、第二弾
拡張基板製作の続きです2)Z80インタフェースを使用する拡張基板(情報サイト FSマイクロ株式会社)
http://fs-micro.com/post/show/id/145.html
今では旬を過ぎた(それともブームが再来か?)FM-7の拡張基板を作る方は
少なくなりましたけど、作るとしても大半の方は拡張用の32ピンか50ピンを
想定します。もちろん40ピンでも単に32ピンと同内容の拡張ができるとは
思いますが、それでは、あえて40ピンを使う意味が無いですので40ピンの
インタフェースを使うとなればメイン6809と切替を考えます。詳しい知識、
高度な技術を持ち合わせてないと思いつきませんが、まさに地で行く基板
でした。それもそのはずZ80カード&インタフェースの設計に携わった方が
設計をしました。通常では思いつくことが不可能な切り口でした。
少し前置きが長くなりましたが特徴は「Arduino mega 2560」を使い
メイン6809ΜPUが停止した状況時にFM-7のメインバスを占有します。
機能はFM-7のメインバスを占有し制御できますのでサブシステムと通信も
できますし「Arduino mega 2560」を使ってFM-7のメモリの内容を読む
こともメモリに書き込むこともできます。メイン6809ΜPUとの切り替えは
$FD05へ所定の数値を設定することで実現してます。高機能にも関わらず
この機能の実現は基板の原価が1枚300円ほどで、その他は40ピンコネクタ
(若松で600円弱)、「Arduino mega 2560」が1500円前後の合計で
3000円程(含むトランジスタ等)でできます。(ただし送料は別途です)
因みにRWB/EB/QBの制御信号も「Arduino mega 2560」がソフト的に
生成してますので部品代が抑えられたそうです。(使用例を参照のこと)
自分は当分、FM-7のハード製作に拘りたいとは考えていましたが、早晩
ラズパイ か Arduino も取り入れる必要性は感じてました。その思いが
この基板で一気に加速した状況になりました。桜井さまの御好意でFM-7の
BASICROM、サブシステムROMを抽出する使用例がソースで公開されてます
ので「Arduino IDE」をインストールし所定の設定をすれば「IDE」の
使い方も覚えた心境になりました(因みにC言語は30年前に習得済み)
設定の詳細は情報サイトで確認して欲しいですけど補足として↓です。
・ツール⇒ボード⇒Arduino/Genuino Mega or Mega 2560
・ツール⇒プロセッサ⇒ATmega2560 (Mega 2560)
・ツール⇒シリアルポートでCOM ?(場合により変わる)
因みに自分のメインOSはLinuxですので ttyUSB◯でした。
・ツール⇒書込装置:atmel STK500 development board(補足)
「Arduino mega 2560」は他の書込装置を使わず単独で書き込み可能
更にArduinoにスケッチを書き込んだ後の補足として先のOld68funさまから
提供された情報を記します(実は、この基板でもハード・ソフトで支援を賜りました)
1.FM-7にArduinoカードの載った基板を装着する。(USBケーブルは外しておく)
2.USBケーブルを接続する。
3.TeraTerm(自分はGTKtermを使いました)を起動し、以下のように設定する。
設定->シリアルポート->ポート選択 Arduinoの接続されているポートを選択
設定->シリアルポート->スピード 115200を選択
設定->端末の設定->改行コード->受信 AUTOを選択
4.F-BASICでPOKE &HFD05,&H81を実行する。(&H01でも可)
【追加】Mainの場合は&H81,&H01のどちらでも可、Subの場合は&H01のみ
5.Arduinoのリセットボタンを押す。
【変更】5.を追加
何かありました御連絡下さい、それではまた。