2020/11/23
FM-7/77にFDDエミュ(GOTEK)を接続する II
前回の続きになりますが完成形を使うなら簡単でしたので少し掘り下げようと考えました。
(1)FDDエミュレーター(ハード)を用意する。
GOTEKを用意した時には相応の手直し(ファームの変更)が
必要になります。具体的には下を参考にして下さい。
FDD エミュレータ まとめ
http://tomoretropc.blogspot.com/2018/01/fdd.html
サイトの方も指摘してますが注意点は供給電源の電圧は
5Vですが通信信号の TX、RX の電圧は3Vです。また図は
クリックすると拡大します。自分は下のようにしました。
FT232RL側 - gotek側
5V - (FDD電源の)4ピンの5Vに接続
GND - (FDD電源の)4ピンのGNDに接続
RXD - TX(FDD電源4ピンから見て右上3番目)
TXD - RX(FDD電源4ピンから見て右上2番目)
GOTEK Floopy Emulator
・GOTEK FDD Emulator の購入(改造前提)
・GOTEK FDD Emulator の FF仕様(導入編)
(2)88(77)形式ファイルを作成する。
FDCコネクタのあるWindows(Xp、7等)機を用意し、お勧めの
「NDitt」を使うとアッサリできました。FDDのケーブル接続は
10年振りなので最初はコネクタに逆挿しでしたが壊れることは
なく正常に接続した後は順調でした。使用例を下に示します。
>NDitt r 2D A: イメージファイル名(名称は各自で決める)
また >NDitt とだけタイプすれば使用方法が出力します。
問題が2点出ました。1点は現在は新規に「Xp」をインストールすると
インターネット認証してくれません。電話認証も受け付けているのか
も判りません。30日以内に認証しないと「Xp」が使えなくなります。
正規に「Xp」を3本買いましたけどサポート切れ後は使い難い状況が
発生してます。また残りの1点はFDが古いと[DATA CRC Error〕と出て
読み込み不可になります。どちらも早めの準備が必要でした。
(3)イメージファイルをUSBメモリなりSDカードなりに作成
「HxCFloppyEmulator.exe」で作成しますが「Old68fun」さまの
サイトに詳しく書かれてましたので、お蔭様で問題が発生しなかった
と言うことでした。
要点をまとめると、下のようになります。
(1)FDDエミュレーター(ハード)のファームを変更する
(2)FM-7用のFDから88(77)形式ファイルを作成(抽出)する
(3)88(77)形式ファイルをUSBメモリ(SDカード)に書き込む
それではまた。
追伸
冒頭に「完成形を使うなら簡単でした」と書きましたけど
正確にはトラブルもなく作業が終わったと言うことです。
その点で、参考にしたサイト関係者全ての方に感謝します。
レトロPCを使う時の補助記憶として、便利なアイテムです。
「Old68fun」さま製作の「StepDoubler基板」と組み合せ
使えば、ほぼ万全かと。
https://flexonsbd.blogspot.com/2020/07/blog-post.html