FM-7用「FT245RL」の仕様と操作方法について

<最初のお断り>
ハード・ソフトとも入念な注意をして製作・作成してますが
予想外の不都合が発生しても責任はとれませんので御了承下さい。

・動作を確認してるハードについてはFM-7(77)の他に
AV40SXでも確認されてますので、その中間で発売された
シリーズの8bit機も動作可能と予測してます。
(ただし特殊な拡張カードを装着してる時は除きます)

・FM-7用のFT245基板のI/O
$FDFD = コマンドレジスタ (Bit0=RD, Bit1=WR)
$FDFE = ステータスレジスタ
(Bit7 を受信時に使用する Bit7=0 なら受信データあり )
$FDFE = データレジスタ
( 送受信共通、受信時は下位 7 ビットのみ有効 )

・1バイト受信のシーケンス(手順)
<概要>
FT245RLの受信バッファにあるデータをFM-7に取得する
<シーケンス>
$FDFEをリードしBit7=0なら$FDFDのBit0を1にする。
$FDFDにデコードされてる74LS74を介して$FDFEに
デコードされてる74LS244にFT245RLの受信バッファ
の内容が複写されるので指定の格納領域に転送する。

・1バイト送信のシーケンス(手順)
<概要>
データを74LS374に設定後、送信バッファに転送する
<シーケンス>
74LS374にデータを転送後に無条件に$FDFDのBit1を
1にする。既に昔のMPUとなってる6809の速度であれば
送信バッファの状況を確認するまでもなく指定領域に
格納されてるデータを$FDFEにデコードされてる
74LS374に転送後 $FDFD にデコードされてる74LS74
を介して FT245RL の送信バッファに転送する。

・送受信の操作は本ブログ「2019/09/04」の内容を参照して下さい。
https://vehwk3yxv7hw.blog.fc2.com/blog-date-201909.html

尚、FDDイメージのバックアップソフトと共存させる際は「$6A00 - $6A80」に
展開し使いました。ただし上記のソフトとコードは、ほぼ同じですが多少は
違いますので使いまわしはしないで下さい。

WindowsのGUI用ソフトもFM-7側のソフトもMSのOneDriveにあります。
https://onedrive.live.com/?authkey=%21AAYw2tf9YTW2SLo&id=6357DCB7DCA88133%21284&cid=6357DCB7DCA88133

・本基板を利用した他のソフトについて
PCのHDDをFM-7用のFDDエミュにするソフト
odaman68000 / FM7_FT245RL_TOOLS
ttps://github.com/odaman68000/FM7_FT245RL_TOOLS/releases

このソフトの作成者は「Tetsuo Oda」さまですが、各自の責任でご使用下さい。

<追伸:2021/04/11>
「2021/01/30」でも言及してますが「FDIMG_FM20210130.dat」用の
ローダーに一部変更があります。下の、$2004(末尾 + 1)の部分で
「6A80」を「6A90」にして下さい。
https://imgur.com/a/2zOBSPs

<追伸:2021/04/21>
遅いPC(←自分のWin用です)で上手くインストール出来無い時は下も参照して下さい。
メモリ転送用のコードとFDD操作用のコードを分てインストールします。
FM-7用データ転送基板用ユーティリティのインストール方法
https://vehwk3yxv7hw.blog.fc2.com/blog-entry-49.html

それではまた。
スポンサーサイト



FDDイメージをバックアップするFM-7専用ソフトの説明

前回の続きになります。ソフトは「Old68fun」さまのサイトに
入手方法が記載されてます。
https://flexonsbd.blogspot.com/search/label/GOTEK

<配置アドレス>
「$6800 - $68FF」:このソフトは拙作のFT245基板とFDD(エミュ可)を
前提に使いますので、FT245の実装基板があれば54バイト程のデータを
FM-7に入力して送受信環境は構築できます。具体的には(2019/09/04)
「FM-7用データ転送ハードの使い方」で書いた「FMDRV37_20190719」の
「$X008 ー $X038」を入力すれば使えます。(ワークエリアは除く)
尚、「$X008」の意味はポジション・インディベンドだからで、
「X」は任意です。Windows側のGUI用ソフトと組み合わせ使います。

<ワークエリア>
「$6800 - $6807」:DREAD(セクタリード)用
「$6808 - $680F」:FDDのRESTOR(リストア)用
「$6880 - $6887」:FT245RL用の送受信ワークエリア
「$6900 - $69FF」:セクタデータのバッファ領域

<各機能のエントリアドレス>
1)「$6810」エントリ:1セクタをリードする。
2)「$6818」エントリ:FDDをリストアする。
3)「$6820」エントリ:セクタリードを昇順に16回繰り返し、
セクタ毎のデータを、その都度FT245RLを使いFM-7から送信する。

4)「$6834」エントリ:「$6820」をコールし同一トラックの
表面をリードした後に、同一トラックの裏面をリードする。

5)「$6850」エントリ:「$6850 - $6863」は初期化コード
「$6864」からのコードでトラックリードを40回繰り返す。

6)「$68B9」エントリ:セクタリードによって「$6900」から
256バイト読み込まれたセクタデータをFT245RLを使い、FM-7
から送信する。

利用する方にも逆アセンブル等で解析の努力は希望しますが
それでも、ご不明な点はコメント欄で質問して下さい。
間違いの指摘は歓迎いたします。(ポカが多いですので)
途中手直しがあって「NOP」がありますが気にしない下さい。

引き続き、次回に続けます。

FM-7用「FT245RL」を使い、FDDイメージをPCにバックアップする

(1)ハードはFM-7用FDD(エミュ可)、拙作FT245RLが必要です。

(2)ソフトはwindows専用ソフト、FM-7専用ソフトが必要です。
使い方等、専用ソフトは「Old68fun」さまのサイトを参考にして下さい。
https://flexonsbd.blogspot.com/search/label/GOTEK

尚、今回は「Old68fun」さまに頼ってばかりと言う訳ではなく
当方も、FM-7側ソフトの製作で企画の一端を担いました。

その経緯から数回に分て、FM-7側ソフトの機能とFT245RLの仕様を
説明する予定です。他のブログから移転した経緯から、FT245RLの
仕様等を詳細に説明してませんでしたので、この機会に説明します。

この後、直ぐ次回に続けます。

プロフィール

vehwk3yxv7hw

Author:vehwk3yxv7hw
今から40年近く前に発売されたFM-7
と言う8ビット機のデータ管理を
現行PCでできるようにしましたが、
この程度の作業でも1年以上かかり
ました。とは言え現行PCでデータが
管理できれば昔のPCでも間接的とは
言えインターネットに接続してると
考えました。昔からFM-7用基板を
製作したい思いもありました。
FM-7の機能追加としてソフト的に
あと一つ残ってます。某ブログを
利用し公開してましたけど閉鎖に
伴いココを新発信基地とします。
思いはFM-7のハードに止まらず
昔のゲーム機の機能も拡張も考えて
います。尚写真は30年以上前です。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR