2020/12/13
FM-7用「FT245RL」の仕様と操作方法について
<最初のお断り>ハード・ソフトとも入念な注意をして製作・作成してますが
予想外の不都合が発生しても責任はとれませんので御了承下さい。
・動作を確認してるハードについてはFM-7(77)の他に
AV40SXでも確認されてますので、その中間で発売された
シリーズの8bit機も動作可能と予測してます。
(ただし特殊な拡張カードを装着してる時は除きます)
・FM-7用のFT245基板のI/O
$FDFD = コマンドレジスタ (Bit0=RD, Bit1=WR)
$FDFE = ステータスレジスタ
(Bit7 を受信時に使用する Bit7=0 なら受信データあり )
$FDFE = データレジスタ
( 送受信共通、受信時は下位 7 ビットのみ有効 )
・1バイト受信のシーケンス(手順)
<概要>
FT245RLの受信バッファにあるデータをFM-7に取得する
<シーケンス>
$FDFEをリードしBit7=0なら$FDFDのBit0を1にする。
$FDFDにデコードされてる74LS74を介して$FDFEに
デコードされてる74LS244にFT245RLの受信バッファ
の内容が複写されるので指定の格納領域に転送する。
・1バイト送信のシーケンス(手順)
<概要>
データを74LS374に設定後、送信バッファに転送する
<シーケンス>
74LS374にデータを転送後に無条件に$FDFDのBit1を
1にする。既に昔のMPUとなってる6809の速度であれば
送信バッファの状況を確認するまでもなく指定領域に
格納されてるデータを$FDFEにデコードされてる
74LS374に転送後 $FDFD にデコードされてる74LS74
を介して FT245RL の送信バッファに転送する。
・送受信の操作は本ブログ「2019/09/04」の内容を参照して下さい。
https://vehwk3yxv7hw.blog.fc2.com/blog-date-201909.html
尚、FDDイメージのバックアップソフトと共存させる際は「$6A00 - $6A80」に
展開し使いました。ただし上記のソフトとコードは、ほぼ同じですが多少は
違いますので使いまわしはしないで下さい。
WindowsのGUI用ソフトもFM-7側のソフトもMSのOneDriveにあります。
https://onedrive.live.com/?authkey=%21AAYw2tf9YTW2SLo&id=6357DCB7DCA88133%21284&cid=6357DCB7DCA88133
・本基板を利用した他のソフトについて
PCのHDDをFM-7用のFDDエミュにするソフト
odaman68000 / FM7_FT245RL_TOOLS
ttps://github.com/odaman68000/FM7_FT245RL_TOOLS/releases
このソフトの作成者は「Tetsuo Oda」さまですが、各自の責任でご使用下さい。
<追伸:2021/04/11>
「2021/01/30」でも言及してますが「FDIMG_FM20210130.dat」用の
ローダーに一部変更があります。下の、$2004(末尾 + 1)の部分で
「6A80」を「6A90」にして下さい。
https://imgur.com/a/2zOBSPs
<追伸:2021/04/21>
遅いPC(←自分のWin用です)で上手くインストール出来無い時は下も参照して下さい。
メモリ転送用のコードとFDD操作用のコードを分てインストールします。
FM-7用データ転送基板用ユーティリティのインストール方法
https://vehwk3yxv7hw.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
それではまた。