アスキー形式のF-BASICコードを中間言語に変換するユーティリティー

<概要>
現在使用しているPC上で保管している「アスキー形式のF-BASICコード」を
最終的にFM-7上の「F-BASIC中間言語」にします。尚、自分の作成ではなく、
拙作のFT245RL対応ソフトを作成してくれた「odaman68000」さま作成の
アセンブラ形式ユーティリティーの紹介・使用記になります。
https://github.com/odaman68000/FM7_FT245RL_TOOLS/releases

<ユーティリティーの使い方>
FM-7とFM-77はMMU等の拡張メモリを搭載してない時に同等なPCとします。

1)PC上で保管している「アスキー形式のF-BASICコード」をアセンブラソースに
インクルードする。アスキー形式のF-BASICであれば下のように埋め込むだけです。
;サンプルBASICテキスト
ascii includebin "PROMWR1015.asc" (アスキー形式のF-BASIC)

今回はOld68funさま製作のEP-ROMライター用のBASICコードをお借りします。
https://flexonsbd.blogspot.com/2020/10/f-basicp-rom-writer.html

2)上記のアセンブラソースを御使用しているPCで端末から(クロス)アセンブルします。
するとアスキー形式のF-BASICコードが埋め込まれたバイナリコードが生成されます。

3)上記のバイナリコードをFT245RL等を使い、FM-7に転送する。
FM-7上のメモリ量、メモリマップ等を勘案の上、FM-7に転送して下さい。
どの程度のメモリ量まで対応可能か判りませんので、小容量からお願いします。

4)バイナリコードをFM-7に転送後はFM-7のマシン語として実行する。
具体的には$5000以降に転送した時は「EXEC &H5000 <リターン>」です。
この操作後、エラー(Syntax Error)が出ますが、中間言語になってます。

5)「LIST」コマンドでF-BASICコードの「LIST」が出力します。
使いこまれたユーティリティーではないので不具合が生じても被害の出ない
環境・状況から使い始めることをお願いします。Old68funさま作成の
コードであれば「DUMP」から使用感を確かめて頂ければと考えます。

<注意>
下のようなことが「odaman68000」さまより報告されてます。
・ごく稀に文字化けの様な形で変なリストになる事がある(原因, タイミング不明)
・めちゃくちゃなBASICリストだとどうなるか、まだ試していない

<具体的に操作してみた時の状況報告>
1)アセンブラコードの「asc2bas1012.6809」とF-BASICコードの
「PROMWR1015.asc」は下の「onedrive」から入手して下さい。
https://onedrive.live.com/?authkey=%21Aln7kHlkHDL28EE&id=6357DCB7DCA88133%21108&cid=6357DCB7DCA88133

アセンブラの実行形式と同一のフォルダに置いてください。

2)使ったアセンブラは「asm6809」ですが、アセンブラは用意して下さい。
https://www.6809.org.uk/asm6809/doc/asm6809.shtml
尚、他のアセンブラでは確かめてません。

3)ターミナル(端末)から下のようにコマンドを打ちしました。
$ ./asm6809 ./asc2bas1012.6809 -o ./test20201022

4)「test20201022」がバイナリコードとして生成されますのでFM-7に
転送して下さい。<ユーティリティーの使い方>も参照して頂きたいですが
$5000から転送した時のバイナリ(データ)の終端アドレスは$68CEです。
この場合は「EXEC &H5000 <リターン>」です。

5)尚、32KB近く使うF-BASICコードであれば、分割してアセンブルして
FM-7に転送した後にマージする必要があるのでFM-7側に補助記憶装置が
必要になると思います。

最後に「odaman68000」さまと「Old68fun」さまに改めて感謝します。

それではまた。
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vehwk3yxv7hw

Author:vehwk3yxv7hw
今から40年近く前に発売されたFM-7
と言う8ビット機のデータ管理を
現行PCでできるようにしましたが、
この程度の作業でも1年以上かかり
ました。とは言え現行PCでデータが
管理できれば昔のPCでも間接的とは
言えインターネットに接続してると
考えました。昔からFM-7用基板を
製作したい思いもありました。
FM-7の機能追加としてソフト的に
あと一つ残ってます。某ブログを
利用し公開してましたけど閉鎖に
伴いココを新発信基地とします。
思いはFM-7のハードに止まらず
昔のゲーム機の機能も拡張も考えて
います。尚写真は30年以上前です。

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