FM-7/77にFDDエミュ(GOTEK)を接続する II

前回の続きになりますが完成形を使うなら簡単でしたので
少し掘り下げようと考えました。

(1)FDDエミュレーター(ハード)を用意する。
GOTEKを用意した時には相応の手直し(ファームの変更)が
必要になります。具体的には下を参考にして下さい。
FDD エミュレータ まとめ
http://tomoretropc.blogspot.com/2018/01/fdd.html

サイトの方も指摘してますが注意点は供給電源の電圧は
5Vですが通信信号の TX、RX の電圧は3Vです。また図は
クリックすると拡大します。自分は下のようにしました。

FT232RL側 - gotek側
5V - (FDD電源の)4ピンの5Vに接続
GND - (FDD電源の)4ピンのGNDに接続
RXD - TX(FDD電源4ピンから見て右上3番目)
TXD - RX(FDD電源4ピンから見て右上2番目)

GOTEK Floopy Emulator
・GOTEK FDD Emulator の購入(改造前提)
・GOTEK FDD Emulator の FF仕様(導入編)

(2)88(77)形式ファイルを作成する。
FDCコネクタのあるWindows(Xp、7等)機を用意し、お勧めの
「NDitt」を使うとアッサリできました。FDDのケーブル接続は
10年振りなので最初はコネクタに逆挿しでしたが壊れることは
なく正常に接続した後は順調でした。使用例を下に示します。
>NDitt r 2D A: イメージファイル名(名称は各自で決める)

また >NDitt とだけタイプすれば使用方法が出力します。

問題が2点出ました。1点は現在は新規に「Xp」をインストールすると
インターネット認証してくれません。電話認証も受け付けているのか
も判りません。30日以内に認証しないと「Xp」が使えなくなります。
正規に「Xp」を3本買いましたけどサポート切れ後は使い難い状況が
発生してます。また残りの1点はFDが古いと[DATA CRC Error〕と出て
読み込み不可になります。どちらも早めの準備が必要でした。

(3)イメージファイルをUSBメモリなりSDカードなりに作成
「HxCFloppyEmulator.exe」で作成しますが「Old68fun」さまの
サイトに詳しく書かれてましたので、お蔭様で問題が発生しなかった
と言うことでした。

要点をまとめると、下のようになります。
(1)FDDエミュレーター(ハード)のファームを変更する
(2)FM-7用のFDから88(77)形式ファイルを作成(抽出)する
(3)88(77)形式ファイルをUSBメモリ(SDカード)に書き込む

それではまた。

追伸
冒頭に「完成形を使うなら簡単でした」と書きましたけど
正確にはトラブルもなく作業が終わったと言うことです。
その点で、参考にしたサイト関係者全ての方に感謝します。
レトロPCを使う時の補助記憶として、便利なアイテムです。
「Old68fun」さま製作の「StepDoubler基板」と組み合せ
使えば、ほぼ万全かと。
https://flexonsbd.blogspot.com/2020/07/blog-post.html
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vehwk3yxv7hw

Author:vehwk3yxv7hw
今から40年近く前に発売されたFM-7
と言う8ビット機のデータ管理を
現行PCでできるようにしましたが、
この程度の作業でも1年以上かかり
ました。とは言え現行PCでデータが
管理できれば昔のPCでも間接的とは
言えインターネットに接続してると
考えました。昔からFM-7用基板を
製作したい思いもありました。
FM-7の機能追加としてソフト的に
あと一つ残ってます。某ブログを
利用し公開してましたけど閉鎖に
伴いココを新発信基地とします。
思いはFM-7のハードに止まらず
昔のゲーム機の機能も拡張も考えて
います。尚写真は30年以上前です。

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